振り込め詐欺 | みなさんよくご存知の初期の頃は「オレオレ詐欺」といわれていた詐欺 しかし手口が多様化し「振り込め詐欺」と名称が改められた 電話や文書などで、相手に緊急の金銭の必要性を示し、振込みを促す詐欺のこと 家族や身内を大切にする気持ちを利用した卑劣な犯罪であり、また人に知られたくない、大事(おおごと)にしたくない、多少のお金で処理できるなら・・・という家族の気持ちにつけいった犯罪 警官役や弁護士など役柄を分けて演出をし、相手を信じ込ませるものを「劇場型」という 人を不安に陥れるようにもっともらしいストーリーが展開され、また役柄で相手がタイミングよく電話を変わるので、不安感が強まり、詐欺グループのペースに巻き込まれてしまい、冷静に考える余裕をなくしてしまう(=パニックにさせている) いかにも緊急性があるような設定状況で電話をかけてくる 例えば・・・ 「あなたの夫が交通事故を起こし、相手方の車には妊娠中の女性が乗車。 その女性が事故で破水して緊急手術になったので、すぐに手術代や示談金が必要」 「あなたの夫が交通事故を起こしたが、相手に示談に応じる用意があるので、すぐにお金が必要」 「あなたの夫が会社の金を横領してしまったので、そのための示談金が必要」 「あなたの夫が痴漢をして逮捕されたので、会社に内密にするための示談金が必要」 「(医療関係者に)あなたの夫が、医療ミスで患者を死なせてしまったので、遺族への示談金が必要」 「友人の借金の保障人になったが、友人が返済できないので、自分が払わなければならない →「だからすぐお金を振り込んで」「ダメならサラ金から借りるしかない」等と不安がらせることも 「監禁されている」等と身の危険な状態を装う場合もある。 |
電話が掛かってくる時間帯は、11時〜14時が多く、15時までの振込み時間の締め切りに 「今すぐ振り込まないと間に合わない」 という気持ちにさせて慌てさせたり、不安を煽ったりする 「警察」「逮捕」「拘留」「裁判」など、いきなり聞くと驚いてしまうような言葉をつきつけたり、大声・早口でまくし立てるなどして、冷静に考えさせないようにする |
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対策 | 相手が警察官や弁護士を名乗っているときは、相手の所属する警察署や法律事務所を聞き、 一旦電話を切ってかけ直すこと。 その際は、相手から聞いた電話番号ではなくNTTの番号案内(104番)などで警察署や法律事務所の電話番号を確認して行うこと。(相手から聞いた番号に直接かけてしまうと、こちらの番号をわざわざ相手に知らせる事になるので絶対にしてはいけません。) ☆自分からは肉親の名前は言わず、相手に名乗らせる 「オレだけど」→「オレって誰ですか?」 また、実在しない名前で「○○ちゃん?」と聞き、相手が「そうそう○○」と答えれば詐欺であることは明白 ☆ まずはその本人、又は家族、関係者と連絡を取り、事実かどうか確認しましょう ☆すぐに本人と連絡できなくても慌てないで、確認がとれるまで振り込まない (犯人がわざと本人に何か理由をつけて携帯の電源を切らせていたり、話中にしていることもあります) ☆「携帯電話の番号が変わったから」という連絡が入ったときも要注意 ☆脅迫めいた言葉で迫られることもありますが、慌てず毅然とした態度で対応するようにしましょう ☆「電話でお金を振り込むように指示してくる場合はすべて詐欺」くらいに思っておきます ☆振り込む前に誰かに相談を 最寄の警察、交番でもかまいません |
「まさか自分にはかかってこないだろう」ではなく 「もし今日かかってきたらこう対応しよう」と備えをしておいてください。 |
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ナンバーズ詐欺 | 「数字選択式宝くじ・ナンバーズ」の当選番号が手に入りましたが、同じ人ばかり当たると具合が悪いのであなたの名義を貸してください。同社の代理人として指定番号の宝くじを購入して、当選金の3割を同社の指定口座へ振り込めばよく、7割はあなたに差し上げます。」 というような内容の郵便物が届く 「お互いの利益を共存する運営システム」と謳い、興味を持った人に対して「購入保証金」という名目で5万円を振り込むように指示されるという新手の詐欺 多重債務者リストからこのような郵便物を送りつけているようです |
対策 | 当然のことながら、当選番号が事前に分かるなんてことは絶対に有り得ません。 このようなものが万が一届いても絶対に連絡したりしないように。 |
フィッシング詐欺 | 「fishing」ではなくて「phishing」と書く フィッシング詐欺とは、実在の銀行やクレジットカード会社、ショッピングサイトなどを装ったメールを送りつけ、さらに実在の銀行・ショッピングサイトにそっくりな「罠のサイト」へのリンクを貼り付け、クレジットカード番号やパスワードなどを入力させてそれを入手してしまうという詐欺 この送りつけられてくるメールは何の変哲もない普通の「メール」。添付ファイルなどもない。 何らかの仕掛けがあるファイルが添付されていたり、脆弱性を攻撃するようなHTMLメールを使うと、アンチウィルスソフトが検出できる。しかしフィッシング詐欺で使われるのは本当にただのメールでしかないので、アンチウィルスソフトは何もすることができない。 フィッシング詐欺のメールは多くの場合、差出人を詐称している。また、もっともらしい、信頼できるメールアドレスを装って送られてくるので、メール内容が例えば「カードの更新期限が迫っています」などとあると「そうだったかな?」とついクリックしてしまう。 |
対策 | ☆メールを信用しない・リンクを気軽にクリックしない ☆メールからクリックせず、自分で本物のサイトにアクセスして、事実関係を確かめる ☆クリックした後でも、アドレスバーを確認し、本物のサイトなのか罠のサイトなのか確認をする |
詐欺の被害にあわないためには、その手口を知ることが大切です。
今、実際に起こっている詐欺の手口をいくつか紹介します。